「LIFE GAME」は、手軽にライフゲームを楽しむためのソフトウェアです。 <ライフゲームとは何か?> ライフゲームは、1970年にイギリスの数学者ジョン・ホートン・コンウェイが 考案した、生命環境を模したシミュレーションゲームであり、人工生命の1種とも言えます。(ボードゲームの「人生ゲーム」とは別物です)。 「生命は孤独な環境でも過密した環境でも生存することが出来ず、快適な環境でのみ生存することが出来る」という原則の下で、生命体が誕生しては消滅してい くプロセスを観察するものであり、ルールは非常に単純ながら生命体たちは驚くほど多彩な振る舞いを示します。 ライフゲームは同1970年に、アメリカのライターであったマーチン・ガードナーに科学雑誌上で紹介されたことにより大流行しました。当時のプログラマた ちが仕事の気晴らしにコンピュータ上でラ イフゲームを実行し、メモリを食い潰してしまうことが社会問題になったほどです。 <ライフゲームのルール> 広大なマス目(本ソフトウェアの場合100×80マス)がゲームの舞台となり、この1マスに1体の生命体が存在することが出来ます。生命体は、1世代ごと に以下のような条件で誕生、生存、消滅を繰り返します。 ある空マスの周囲8マスに3体の
生命体がいるとき、その空マスに新たな生命体が誕生します。
→ ある生命体の周囲8マスに2体または3体の生命体がいるとき、その生命体は生存します。
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→ ある生命体の周囲8マス
に1体以下の生命体しかいないとき、その生命体は孤独により消滅してしまいます。
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ある生命体の周囲8マス
に4体以上の生命体がいるとき、その生命体は過密により消滅してしまいます。
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このゲームにおける私たちの役割は生命体の初期配置を与えること、そして世代が経過して生命体たちが誕生しては消滅して行く過程を観察することだけで す。 生命体たちはその初期配置により、全ての生命体が消滅してしまうパターン、ひたすら増殖を繰り返すパターン、一定の周期ごとに同じ配置を繰り返すパター ン、幾何学的な模様を描くパターンなど実に様々な振る舞いを見せてくれます。面白いパターンを示す初期配置を研究する事がライフゲームの醍醐味であり、こ れまでに愛好家たちによりいくつもの研究成果が発表されています。 <本ソフトウェアの特徴> ・マス目の上でマウスクリックをすることにより、簡単に生命体を配置することが出来ます。 ・背景やマス目、生命体の色を自由に変えることが出来ます。 ・1世代の間隔を0.1秒〜2秒の間で自由に設定することが出来ます。 ・各マスにランダムに生命体を配置することが出来ます。 ・生命体の配置図をファイルに保存したり、ファイルから読み込んだり出来ます。 |